
アイリスオーヤマの防災セットのレビューを知りたい。
デザインがカッコいい!・・・けど20点しかないので充実度はどうなの?
このセットのメリット・デメリットを知りたいな。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- アイリスオーヤマの防災セットは質と値段が良バランス!魅力をレビュー。
- アイリスオーヤマの防災セットのメリット・デメリットを他社製品と比較して考える。
- アイリスオーヤマの防災セットでよくある質問。疑問はこれで解決できます。
庭キャンde防災では、アイリスオーヤマ 防災リュックセット 1人用 20点 BRS-20を自腹購入しました。本記事では、我が家で購入した商品を元に、メリットとデメリットをレビューします。
複数の防災セットを実際に購入、比較していますので、アイリスオーヤマの防災セットの良いところ・悪いところもしっかりレビュー。購入の参考にご覧ください。
アイリスオーヤマの防災セットは質と値段が良バランス!魅力をレビュー。
結論は、質の良さに満足できるセットでした。10,978円(税込み・2020/09/20 アイリスプラザ 楽天市場店)という価格からするとオトク感があります。気になった点は重量です。
≫ アイリスオーヤマ 防災リュックセット 1人用 20点 BRS-20
アイリスオーヤマの防災バッグは防災初心者の悩みを解決するセット!
「どんなもの用意すればいいのか分からない。」
はじめて防災バッグを用意する方に共通する悩みですね。私も最初はそうでした。
東日本大震災を経験したアイリスオーヤマの防災士が監修して作った「これさえ持ち出せば大丈夫」な防災リュックセットがこの防災リュックセット BRS-20です。
アイリスオーヤマの防災バッグBRS-20は20点のセット
防災バッグの中身は、綺麗に小分けされて入っています。内容品に不織布バッグがあるため、セット内容が散らばらずにまとまっています。
単品売りされている商品がほとんどで、ぱっと見でも質が高い!と分かりました。アイテム数は少ないながら、一次避難から二次避難まで対応できそうなアイテムたちで、安心感があります。
反面、水・食料無しで重量が3.9kgと重めなところが気になります。実際に背負ってみて重すぎると思ったら内容品のアレンジが必要です。
アイリスオーヤマ防災セットBRS-20 セット内容一覧
- 防水リュックサック
- 不織布バッグ
- 携帯スリッパ
- ラジオ付きハンディライト
- くるくる梱包ラップ
- マスク 7枚入り
- 携帯トイレセット3回分
- ウェットティッシュ10枚
- ウォータータンク10L
- エアーベッド
- エアーベッド専用ポンプ
- 保温アルミシート
- レインコート
- 単3形乾電池12本パック(アイリスオーヤマ製)
- 単4形乾電池4本パック(アイリスオーヤマ製)×2個
- 防災用乾電池式携帯充電器
- ティッシュペーパー
- タオル
- 歯ブラシ
- 防災マニュアル
食料・保存水は別途購入が必要
- 保存水
- 保存食
アイリスオーヤマの防災セットには食料と保存水は入っていません。500mlペットボトル3本、保存食3食分を目安に別途準備しておきましょう。
防水リュックサックは、ウェストベルト付きで避難も安心。
リュックサックは防水ターポリン素材&止水ファスナー。肉厚もあり頑丈です。このリュックサックを見るだけでも質が良いですね。
リュックサックのサイズは21cm×35cm×48cmで容量26L。大きすぎず背負いやすいサイズ感です。
公式の写真だと分かりにくいですが、ウェストベルト付きがポイント。
リュックサックのウェストベルトの役割
- 型にかかる荷重を分散する
- 荷物が振られるのを防ぐ
登山用のリュックサックだとおなじみのベルトですが、荷物をたくさん入れたくなる防災バッグにあると便利な機能です。
サイドポケットやフロントポケットもしっかりついてます。
フロントポケット内にはペンホルダー2本と小物ポケットがあるので、小物類はここに入れましょう。
防災の基本アイテムはほぼ揃う内容。
保温アルミシート(エマージェンシーシート)や携帯トイレセット、ウォータータンクなど、防災用品の基本的なアイテムはしっかり入っています。これらはどれもアイリス製で品質も高いです。
雨天時の避難に使えるレインコートや、避難時の明かり、避難先での情報収集に使えるラジオ付きハンディライト。
ラジオ付きハンディライトはちょっと残念仕様です。単四電池3本で駆動します。
ラジオはオートスキャンですが、周波数表示も無く感度もイマイチでした・・・
衛生用品も高品質なものが揃う。
マスクとくるくる梱包ラップ。マスクは7枚入りで個別包装。単品販売もされています。
くるくる梱包ラップは伸縮性のあるラップで梱包資材としてよく使われるもの。
防災用品としては、一般的なラップと同じような使い方も可能。
くるくる梱包ラップ 防災用品としての使い方例
- お皿に巻き付けて汚さずに再利用する
- 体に巻き付けて保温・断熱材とする
- 包帯替わりに使う
一つあると便利なラップですが、くるくる梱包ラップは取っ手がついているので巻き付け動作が楽に行えるところがポイントですね。
ウェットティッシュとティッシュペーパー。取り立てて特徴はありませんが、ふだん使いできるレベルの高品質アイテムです。

ウェットティッシュ10枚、ティッシュ300枚
タオルもや歯ブラシもいたって普通のものです。
- タオル:34×80cm
- 歯磨き粉付き

衛生用品はどれも市販されているレベルのもの。安心して使えるね!
ただし、紙皿や紙コップ、割り箸などの食器類は入っていませんので、別途準備が必要です。
二次避難用品の充実ぶりがアイリスオーヤマ BRS-20の真骨頂。
- 全幅73×全長191×厚み22cm
エアーベッドとエアーベッド専用のポンプです。厚み22cmと極厚のエアーベッドで、二次避難の際の快適性は非常に高いと言えます。
ポンプセットで単品売りもされていますよ。
≫ エアベッド ABD-1N エアーマットレス アイリスオーヤマ
乾電池、乾電池式携帯充電器も充実。
- 単三12本、単四4本×2パック(10年保存)
- 単三電池 8本付き(5年保存)
単四電池はラジオ付きハンディライトで使用しますので、予備含めて2セット。単三電池は合わせて20本入ってます。流石に多すぎる気もしますが・・・
携帯充電器は単三電池でUSB充電できるもの。
- USB-A端子(ケーブルは付属しません)
- 同梱電池は絶縁されてます
USBケーブルは付属しませんので、お使いの機種に合わせてケーブルを入れておきましょう。携帯充電器本体同梱でセットされている電池は初期状態は絶縁されています。使用時は白い紙を引き抜いて使ってください。
防災マニュアルがコンパクトにまとまっている&チェックリスト付き。
- 一時持ち出し品チェックリスト
薄い防災マニュアルも入ってます。オマケ程度かな・・・と思っていたんですがなかなかどうして必要な情報がコンパクトにまとまっていて使い勝手が良かったです。
- 用意しておくべき災害時の準備用品リスト
- 災害に対するふだんの備え
- 災害時の行動(地震)
- 緊急時用個人記録/情報
準備用品リストはチェックボックスがついているので、この冊子にチェックしながら不足しているものを追加すると防災バッグのアップデートが可能。

これなら悩まないね!
アイリスオーヤマの防災セットは20点と点数が少なく、二次避難品までカバーしているため、衛生用品、消耗品系が足りていません。
このリストを確認してしっかり埋めておけば安心できますね。
アイリスオーヤマの防災セット BRS-20は質の良いアイテムが多く安心。
10,978円(税込み・2020/09/20 アイリスプラザ 楽天市場店)と品質を考えると納得の値段の防災セット。
20点とセット内容が少な目ですが、大物はほとんど揃っています。衛生用品を中心に不足分を追加するとしっかりした防災セットが完成しますよ。
≫ アイリスオーヤマ 防災リュックセット 1人用 20点 BRS-20
アイリスオーヤマの防災セットBRS-20のメリット・デメリットを他社製品と比較して考える。
アイリスオーヤマの防災バッグのメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット
- 装備品の品質が良い
- スタイリッシュな見た目でリビングにも置いておける
- 二次避難までカバー
デメリット
- 重い。
- 一人分で1万円を高いと見るかどうか。
- 水・食料は別途購入必要
メリット① 装備品の品質が良い
自社製の市販アイテムをうまく組み合わせており、品質が良い内容品が多いです。安いセットだと、とりあえずは揃うけど品質が気になるのでやっぱり買い替える・・・なんてことも。
最初にこのセットを買って、付属の防災マニュアルに従って不足したものを追加すると満足できる質の防災セットが完成しますよ。
メリット② スタイリッシュな見た目でリビングにも置いておける
いかにも防災バッグ、という見た目では無く、スタイリッシュな角形のリュックサック。リビングの片隅においても悪目立ちしないですね。
いざという時に持ち出せる位置に用意する必要がある防災バッグですので、この外観は価値があります。
メリット③ 二次避難までカバー
エアーベッドに豊富な乾電池など、二次避難まで幅広くカバーできる点もポイント。
避難生活が長期化した場合にも対応できますね。
デメリット① 重い
このセットのデメリットはなんといっても重いこと。水・食料無しで実測3.8kg(エアーベッド箱から出した状態)。水、食料を追加すると5kgを超えてしまいます。
主な重量増加原因がこちら。
- エアーベッド 1.39kg
- エアーベッド専用ポンプ 0.24kg
- 電池式充電器+予備電池 0.6kg
重量が重くて持ち運びに不安を感じるなら、このアイテムから見直ししてみると良いでしょう。
≫ 重量の見直しアイデアを見る
デメリット②一人分で1万円を高いと見るかどうか。
防災バッグは一人一つが基本です。家族の人数分、と考えると結構気になる金額ですよね。
内容を考えると約1万円の値段は妥当だと思いますが・・・ちょっと高いかも、と気になるなら山善のセットを選ぶのもいいかもしれません。
デメリット③ 水・食料は別途購入必要
- 保存水
- 保存食
水と食料は別途追加が必要です。
アイリスオーヤマの防災セットでよくある質問。疑問はこれで解決できます。
- 質問①重たすぎる。内容の見直しをしたい。
- 質問②水・食料を追加で入れることはできますか?
- 質問③どんなアイテムを追加する?
質問①重たすぎる。内容の見直しをしたい。
デメリットにもある重量。水・食料追加で5kgを超えてしまうのは体力の無い方には不安ですよね。
真っ先に交換を検討するアイテムは重量、容量共に大きく影響するエアーベッドを代替品交換することです。
山善 災害対策30点セット 1人用YBG-30Rを参考にすると、アルミシートが断熱シートとしてセット品に入っています。エアーベッドに比べると快適性は低下するものの、一次避難用としては十分効果を発揮します。
こちらのアルミシートに交換した場合、重量は一気に1.5kg削減できます。
エアーベッドをアルミシートに変更することで、水・食料を追加しても5kg以下を達成することが出来ますよ。
質問②水・食料を追加で入れることはできますか?
入ります。実際に入れてみました。
- 500mlペットボトル 3本
- 保存食 3食分(尾西 アルファ米、サタケ マジックライス等)
- ライスクッキー
- 食品再加熱袋(モーリアンヒートパック)M 2袋
- 救急セット
- ①エアーベッドを底に入れる
- 水2本と大きなサイズのものをその上に
エアーベッドがかさばるので、箱から出して不織布バッグに入れてバッグの底に入れます。その上にペットボトル2本とティッシュやエアーベッド専用ポンプなどを積みます。
- 小物をまとめる
- 食料を最上段に積めば完成
不織布バッグを使ってしまったので、手持ちの適当なチャック付きポリ袋にまとめて入れました。最後に食料や救急セット(追加品)を入れて完成です。
この状態で重量は6.2kgでした。
手に持ってみると結構重いですが、ウェストベルトもついているので背負ってしまえば大丈夫でした。

男性ならこれでも問題無さそうだね。

私にはちょっと重かったな・・・
重いと感じる場合は、質問①のように内容見直しをしてみましょう。
質問③どんなアイテムを追加する?
水・食料の追加は質問①にあるように必須級。
ホイッスルは100均でも売っているので、探してみてください。下の写真はダイソーで見つけたホイッスル付きライト。動作確認用電池もついているのでオススメ。
ネットでも同様のアイテムは買えますよ。
ファーストエイドキットは懐中電灯くらいのサイズで一通りのツールが揃います。防災バッグの中で整理しやすいため、箱はソフトケースタイプのものがオススメです。
» 救急セット
その他、優先的に追加したいアイテムはこちらで紹介しています。
≫ 防災バッグの中身に入れるべきアイテム10選
まとめ
アイリスオーヤマの防災バッグは質の良さにと値段のバランスが良いセットでした。
≫ アイリスオーヤマ 防災リュックセット 1人用 20点 BRS-20
10,978円(税込み・2020/09/20 アイリスプラザ 楽天市場店)という価格を考えると納得できるセットでした。重量が不安な方でもカスタムすれば対応可能ですよ。